あなたのことはそれほどでも

ちょっと前に放送されてドラマ化されたタイトルと同名の原作を読みました。

人と人との関係は、その殆どが「セレクト」であり「リスペクト」ではないのだ。

違う価値観の人を計る定規は、計る事それすら誤りしかない。

ジャッジを下されても関係の継続を望む人の言葉は

「優しさ」ではなく「粘着質な狂気」に映る。

最後はそよ風のように爽やかに締めくくられたところが

作者の凄腕なのだと感服しました。