010 和洋折衷ゴシック調 トビラの装飾 [若宮の杜 迎賓館]
本日は、「若宮の杜迎賓館」様のオープン前のお披露目会に伺いました。
名古屋市中区、ナディアパークの南にある若宮八幡宮境内です。
マグマでは、両開きのステンレスドアのエッチング表装と、玄関マットのデザインを承りました。
バンケットルームから中庭に通じる大きなドアです。
建物の基本コンセプトは、
明治に出来た本格的洋式建築、雰囲気は帝国ホテル。
お社の家紋が「三つ足橘」なので
それをさりげなく入れ、唐草でまとめた
ゴシック調なデザインにして欲しいというご依頼でした。
さらに、神前結婚式の式場なので和を念頭に、
曲線はわざと、切り絵、型紙のように少し手あと感をだしています。
Illustratorのベジェ曲線はキレイすぎると
いかにもコンピュータで作りました的な臭いがのこります。
1/10のスケールで制作していましたが、
実物を初めて見せて頂き感無量です。
Macのモニターや、出力したA3の用紙では感じ取れない迫力です。
造形力がモノを言う、こういうベーシックなお仕事は
ごまかしがききません。
ましてや天地2mもある大きなドアです。
普段の紙の仕事では大きくてもB1サイズ。
部分的には原寸でプリントアウトして、
ちゃんと細かいところまで気配りしないと
詰めが甘いなあとばれてしまいます。
花嫁さんがこのドアから中庭に出て、ブーケを投げるのでしょうか?
たくさんの幸せが始まります様に。
art direction:MAGMA
design:MAGMA/堀出有紀・中川将樹・佐々木彩夏
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