部屋に積まれたモノの山に奇妙な安心感。[魔窟ちゃん訪問]
90年代初頭のサブカル・スーパースター達の部屋が記録された本。
「Tokyo Style」と違い、
部屋の持ち主が書かれているので住んでいる人のストーリーがさらに濃く滲み出てくる。
ゲーム機、超合金、セル画、AV、クワガタ、ロレックス、プラモ、スニーカー、DJ、ペットボトル……?
一見、ゴミ屋敷と変わらない部屋なのに、なんか生き生きしていてたくましい雑木林にも思えてくる。
捨てられないんじゃなくって捨てないで住みつづけられるというのが羨ましい!
引っ越しさえしなければ、自分もガラクタ(と一概には言い切れない本人だけが価値を分かっている何か)、
溜めまくってると思う。