名古屋市内から30分の秘湯[永和温泉 みそぎ湯]

つげ義春のマンガや紀行文に出てくる
昭和のひなびた鉱泉に何となくあこがれがあった。
21世紀の今、東北の山奥にでも行かなきゃ、
見つかりっこないだろうな…と思ってたら
実はけっこう近くにあるというので連休を利用して行ってみることに。

場所は名古屋の海沿いの海抜ゼロメートル地帯。
中川・蟹江あたりから長島や桑名に至るまでは古くから温泉が点在している。


GoogleMapで調べた場所は古い街道沿い、
周りには小学校の上履きや体操服なんかを売っている洋品店が一件だけ。
本当にここに温泉なんてあるんだろうか?

洋品店の横のお堂にいかにもフロ上がり、髪の毛が湿った感じの男の子がいたので
温泉のありかを訊いてみるとお堂の奥。一見では絶対分からない…。


インディーズ宗教の保養施設?
自分は会員ではないので、200円を払って入る。

 

塩ビの波板から差し込む光のこの感じ、
コンクリの浴槽、これぞ求めていた感じの秘湯…。

足が伸ばせる程度の湯船からはほんのり潮と硫黄の匂い。源泉掛け流しだろうか?
小一時間、独り占めで堪能しました。

吉野屋温泉
営業時間 7:00~21:30
愛知県愛西市大井町浦田面686