出したい!けど出せない時の苦しさ… [泉昌之 – ロボット]
食マンガの不朽の名作、泉昌之『かっこいいスキヤキ』の中の短編、「ロボット」。
表紙の劇画タッチなトレンチコート男が
深夜、こってりしたにんにくラーメンを食べ過ぎて腹を壊し、
家までの帰り道に襲いかかる便意に限界まで抗うも…と、
日常のちょっとしたこだわりや葛藤を今作ではシモ方面に掘り下げ。
ラストページの「ロボット」状態、せつなすぎる…。
ローソンが先駆けてトイレを公に開放して約20年、
日常での惨劇は減っているのかな?と思いきや、
今でもネット上の匿名の「漏らした告白」ってとどまることを知らない。
出先で突如として勃発する腸内テロに対して
紙もなく、ましてや「ストッパ」なんて持っているはずもない無防備な状態、みんな、ほんとどうしてるんだろう?
個人的なライフハック?としては、
自転車での帰り道限定だけど、わざわざコンビニチェックラリーのようなルートで帰ったりしてます…。
というか、無意識レベルであの恐怖から逃れるために自転車通勤にこだわり続けているのかもしれない。