日曜の夜はイッテQでも大河でもなく…。[BS11 日曜名画座]

サザエさん症候群なんて言葉があるが、
個人的にはBS11の日曜夜7:00〜の通称「ガンダムタイム」以降にそれを感じる。
せっかくの日曜を寝て過ごしてしまい、
気づいたらガンダムの再放送を見ただけで一日が終わっていくのはいかがなものか…。
まずはメシ…?
ガンダムの余韻に浸りながらもう思い切ってこのまま朝まで寝ちゃう?
それともスパ銭でも行っちゃう?
とか葛藤する間もなく続けざまに始まるのが「日曜名画座」

bs11

一日中テレビショッピングしかやってない印象のあるBS11だが、
日曜夜8:00〜の時間帯だけは映画をやっている。

微妙な時間帯にふさわしく?タイトルも聞いたことないような邦画ばっかりで
何の先入観もなくニュートラルに見られるのは逆に新鮮な気分かもしれない。
「ミラーを拭く男」「半次郎」「翼は心につけて」なんて一生知らないままだったかも。
こないだは岩下志麻、吉永小百合のW主演の「霧の子午線」(96年)を観てしまったが、
Twitterも2chの実況も、さっきまでの熱狂がなかったかのような静けさ…。
わいのわいの言いながら観られないとやっぱりさみしくなっちゃって、
答え合わせ的にAmazonのレビューなんか開いちゃったりしたら、
トップレビューが作家・小谷野敦の正直者…というかぼろくそレビュー。
今の2時間のことは忘れよう…、やっぱりスパ銭行って週末を強引に締めくくろう…。
とじりじりする間にもますます夜は更けていくのだった。

おすすめ度
☆★★★★
30分も観ればこの先どうなるか想像もつくもので、
早めに見切りをつければ、シネコンのレイトショーだったら間に合ったかと思うと…。
「霧の子午線」については、
「デビルマン」(実写)の脚本と一緒の那須真知子というところは唯一の収穫だった。