郊外のシネコンの駐輪場はカマハンのケッタでいっぱい[君の名は。]

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「シン・ゴジラ」今年の実写邦画1位って、
なんか煮え切らない言い方だなと思ってたけどやっと理解した。

 

「君の名は。」公開2週目で適度に空いてるかと思い
土曜日のレイトショーでも見に行こうかと近所のシネコンの予約画面を開いたら、
信じられない程の埋まりっぷりに、ただならぬものを感じる…。
結局、翌日に持ち越し。

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観客のほとんどはカマキリハンドル、キャリア曲げの「チャリで来た」と思われる地元の高校生。
帰り際、スクリーンの出口でホクホク顏のオタクが感想戦をしているようなやつに、
よりシンパシーを抱く方なので、そこは若干の疎外感…。

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ミッドランドシネマ 名古屋空港、劇場を出るとだだっ広い滑走路。疎外感マシマシ。

感想はと言えば、
話はおっさんにはさすがにもうついて行けないけど、
劇中のレトロでファンタジーな、イイ感じの飛騨地方の山村と、
後半出てくる、割と現実っぽい感じの飛騨地方のロードサイドとの
コントラストの残酷さがやけに印象に残る映画。

上のストリートビューは劇中の風景といっしょではではないけど、
一応劇中に出てきた場所、飛騨市古川町のもの。
岐阜のど田舎の県道ぞいの車屋に
スズキのクルマの車種だけが書かれた看板がデーンと建ってて、
向こうには山!そして飛騨ラーメン!五平餅!しかないような
寂寥感の描写にはグッと来た…。