『808: The Movie』観ました

roland_tr-808_drum_machine

From Wikipedia

一定のパターンを奏でるだけ、電子オルガンの添え物でしかなかったリズムマシンが
マイクロコンピューターやメモリーの技術進歩によって
やっと思い通りのフレーズを一曲演奏できるようになった最初期の機材、ローランドのTR−808
1980年から数年間しか製造されなかったけど、
エレクトロファンク、ラテン・フリースタイル、イタロディスコ、シカゴハウス、デトロイトテクノ、
マイアミベース、クランク、バイレファンキ、ジャングル、エレクトロクラッシュ……
日本製のこの楽器の音が存在しなければ、そんな音楽のジャンル自体生まれなかったかもしれない。

そんな808が生み出した音楽にまつわるドキュメンタリー『808:The Movie』
制作のアナウンスから3年?4年?待ちわびていたけど、先週末やっとこさ公開。
日本でもApple Musicで観られるようになってたので早速、視聴。

808の発売から時を置かずに
より生ドラムに近い、リアルな音を出すデジタル・ドラムマシンや
サンプラーが続々と開発されていた80年代。
それらが音楽制作の第一線で使用されていく一方で、
リアルを超越した、唯一無二の音を奏でる808に夢中になっていた奴らが生み出した、
革新的なダンスミュージックの歴史の一コマ一コマを拾い上げ、話はいまへと進んでいく。

808の音をはじめて聴いた時のことを夢中になって話す、スーパースター達が
もれなく出っ腹、シワシワのおっさん化していてほほえましくもありつつ、
時の流れは残酷だな〜なんて思うけど、
彼らが生み出した名曲、808の奏でる音はいつまでも色褪せない…!