ガールズケイリンの現場に行ってみた。[名古屋競輪場]
NHK-BS1のスポーツドキュメンタリー、「アスリートの魂」で
ガールズケイリンで22連勝した小林選手の特集の回をたまたま観たのがきっかけで、
ガールズケイリン、一度は現場で見てみたいなと思っていたところ、
ちょうど名古屋競輪で開催されるタイミングがあり、自転車散歩がてら見に行ってきた。
ガールズケイリンは男子の競輪と使用する機材が違ってて、
いかにも速そうなカーボン製フレームに、これまたカーボン製の空気抵抗を受けにくいホイール。
トップスピードは60kmも出るらしい。
お目当ての第10レース・A級ガールズ決勝に間に合うように、
その前の第9レースがちょうど始まるタイミングで到着。
漫画家・根本敬言うところの味のある“イイ顔オヤジ”がそこら中に。
まだまだ肌寒い4月なのに、いかにも血気盛んな半袖のオヤジがチラホラいたのが印象的だった。
おお~っ、これが生競輪か~!と始めて見るレースに興奮もつかの間、
目の前で大量の6人落車…。
立ち上がれない選手にすかさず「今日のブロックよかったよ!」と、ギャラリーから健闘を称える声掛け!
スポーツの応援とか、全くと行っていいほど行ったことなかったので、こういうのめちゃくちゃ新鮮。
何一つ分からない状況で車券を買うのは金をドブに捨てるのと同じだろうと、今回は観戦オンリー。
桜の季節だからなのか、今回、スタート前での人気っぷりを感じたのは
名前も同じ、山原さくら選手。(初日、2日目と1着)
オヤジ達の黄色い歓声…が酒焼けしたような、黄土色の歓声がほほえましい。
結果は愛知出身の長澤選手の逃げ切り勝利。
やっぱり地元が有利?買っときゃよかったと、後から思っても遅い!
レースも終盤に近づくと売店も安売り。
こういうところはモツの類がうまいというのは何となく知っていたので、
豚ホルモンを串に刺して甘辛いタレをかけた「とんやき」をいただく。肉厚!
きも焼もおまけにもらった。
あとは、お茶かなんかもついでに飲みたいな…と自販機を探すも、
負けた腹いせに投げ込むのを防止していているのかペットボトルや缶の飲み物は売ってなく、
自販機は紙パックだけ!
終わったら感傷に浸ったりせずに、さっさと帰るオヤジたち、潔い。
出口付近のホールではカップや賞状の授与式。
インタビュー中、親か!ってぐらい合いの手を入れるオヤジも。
たった50円の入場料で濃厚なドラマが垣間見えた一日。
ガールズケイリン、名古屋競輪場での次回の開催は6月なので今度はもうちょっと勉強してからいくつもり。
名古屋競輪場
名古屋市中村区中村町字高畑68番地