週末の逆デトックス。[名古屋辛ジロー 天風]

濃厚豚骨醤油のスープに極太麺、山と盛られた茹で野菜のボリュームのすごさに
一度食べたら、ラーメンに対する意識が変わるというラーメン二郎

ここ名古屋はラーメン二郎の支店こそないものの、
それに近いラーメンを出す「二郎インスパイア系」と呼ばれる店が
じわじわ拡大している。

週末の晩、そんな一軒でごほうびごはんどころじゃない、甘やかし。

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名古屋ドーム近く、出来町通沿い、カウンター10席程度の小さなお店。
ドームが野球・イベント開催日でなければ奥の駐車場(3台)も使える。


客層は近所の名市大の学生が多く、
真っ暗でも遠くからよく見える
電飾看板の「腹がへったらうちに来い」の一言が、
誘蛾灯のように腹ぺこな漢どもを呼び寄せる。

引き戸を開けると
「いらっしゃいませ!」が大幅にメタモルフォーゼした結果、
「ウェェェェェェイ!」のようにしか聞こえないマスターの挨拶。
敷居の低さになんだかほっとする。

清志郎の好きなマスター、やっぱり「ラジオ」好きらしく、
BGMはRADIKOでJ-WAVE、FM802等が日替わり。
たまたま客が自分以外にいない土曜深夜、
Fm yokohamaのクレイジーケンバンドの番組だったときは、
ちょっとしたラジオ談義に話が弾んだ。

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辛目、みそ味がこの店のおすすめだが、
本場(笑)の二郎に親しんだ自分は基本、メニューの中ではベーシックな「天風めん」をオーダー。
毎回、麺の量、にんにく、野菜、脂などの無料トッピングの量を調節して
思い思いの味を試していくというのが楽しい。

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写真は限界に挑戦した時のもの。(天風めん – 麺700g、にんにく・タマネギ抜き)
麻薬的な豚骨醤油のスープに胡椒が効いていてパンチがあり、
むちむちした極太ちぢれ麵の食感はいくらでも食べていけそうな錯覚に陥る…。

二郎と違い、この店ではみじん切りのタマネギがデフォルトなので苦手なら抜いてもらおう。
野菜は増量トッピングをしなくても大量のゆでモヤシとキャベツで麺は見えない。
野菜増しオーダーでさらに山盛り、
有料オーダーでもっと野菜を追加してくれるというが、恐ろしくて頼めない…。
もし野菜が水っぽく感じるようなら卓上のしょう油で調整するのもいいし、
麺がスープを吸いやすいのでそれを防ぐためにも
麺と野菜の上下位置をひっくりがえす「天地返し」をして
野菜にスープの味を染み込ませるのもおいしい。



〆は解毒とばかりに、脂を分解するという言い伝えの黒烏龍茶をがぶ飲みし、デトックス(笑)。
効いているのかいないのか…やらないよりはましだろう。

名古屋辛ジロー 天風
愛知県名古屋市千種区萱場2-2-1