クロスバイクの選び方はまずブレーキから。
クロスバイクに乗り始めて12年、
酸いも甘いも噛み分けて気付いたことをこれからつらつらと書いていこうかと。
メーカーは売価が50000円とか60000円とかのボリュームゾーンに合わせて
クロスバイクを売りやすくするために
「シュッとしてかっこいいハイドロフォーミングのアルミフレーム!」とか
「前3段×後ろ9段=27段変速!」とか
見た目に影響する部分、分かりやすい部分には力を入れるんだけど、
見た目にそれほど影響のない、分かりにくい部分は徹底的にコストカット、というより犠牲にしている。
具体的に言うとハブ、ボトムブラケット、ヘッドパーツといった回転部の軸受けの部分は
ママチャリとあんまり変わらないレベル。
こういうところにちょっとお金をかけると乗り味が断然違ってくるんだけどなぁ。
そしてブレーキ。
ママチャリ感覚だと忘れがちだが乗り物には自分の命を預けているわけで、
スピードが出てもしっかり止まらなければ話にならない。
ここでちょっとアドバイス。
クロスバイクのブレーキの上の部分を持って前後にゆすると品質がよくわかります。
自転車部品の最大手、日本のシマノ製の高級品でも
動きを良くするために多少の遊びはあるものの、ノーブランドのものはもはやガタ付きのレベル…。
さらにおそろしいのはブレーキのゴムのパッドの部分(ブレーキシュー)。
新車の時は全く分からないが
低品質のブレーキシューだと車輪にこすれて車輪を削り、削られた金属片をかみ込んでリムをさらに削る。
しかもババアのママチャリのような超音波レベルの音鳴りが発生。乗る気が一気に萎えてくる…。
シマノ製のブレーキなら安いのでも前後で3000円ぐらい、
新車購入時なら取り付け工賃が無料、なんてことも多いので
修理のとき、チューンアップの時はまずはブレーキからこだわってみたらどうでしょう?