TRAXMANには会えないがサイゼリヤのエビとイカのドリアにならいつでも会える

シカゴのゲットーエリア発の未来的なダンスミュージック、
ジューク・フットワークの凄腕DJ、TRAXMANが先週末、2度目の来日。
来日すると必ずサイゼリヤで「エビとイカのドリア」を食べているという
親しみやすくなるエピソードがTwitter上で広まっていました。

 

 

来日したと言っても外タレ恒例の名古屋飛ばし、
せめて気分だけでもと、エビとイカのドリアに会いに行った。

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ドリア、いつものホワイトソースのやさしい味ですが、
そこにイヤホンを装着、iPodでDJMIXを再生。聴けば見えてくる…!
TRAXMAN先生、これにピザとかにかける卓上の唐辛子の粉をかけて食べるらしいですが、
それはエッジ効き過ぎ、未来的すぎです…。

ネット黎明期の「未来はバラ色」感[鮎川誠・DOS/Vブルース]

IWANTYOU

ソーシャルだなんだといって
実態は「お前のこと見てるぞ!」的監視社会な
いまのインターネットには窮屈さを感じてしまう。

シーナ&ロケッツ・鮎川誠の「DOS/Vブルース」
古本屋の店先の100円コーナーで見つけてつい買ってしまいましたが
古くささ、というよりかは
Eメール、Windows95の狂騒、ドメイン取得、RealAudio…
ネット黎明期の「未来はバラ色」感が真空パックされた
今読んでもステキな一冊でした。

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スキャナの導入を「機械が増えるというのはロック的ではない」と躊躇するところとか、
(公式HPのトップのシーナさんの画像はこの本によると当時ファックスで取り込んだものなんだとか)
年末の「笑っていいとも」の風物詩になっていた「ニューイヤーロックフェス」のプロモーションに
シーナ&ロケッツとして裕也や力也と出演する一方で
Webブラウザ一式をスタジオアルタと同じ新宿のソフマップにいそいそと買いに行く
(この当時はInternet Explorerがまだ売り物だった!)
1995年年末のエピソードも微笑ましい。

rokkets.com
「はかたんもんらーめん」CM出演から30年、老いを感じさせない鮎川誠もすごいが、
なにより衝撃だったのが
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鮎川誠自身が当時HTMLを手打ちしてつくったシーナ&ロケッツのHPから20年、見た目の変わらなさ。
見た目だけ小奇麗なものよりもブレないDIYスピリット、感じる…!

ド素人のレーザーカッター体験記(その2)[cre8 BASE KANAYAMA]

[前回からの続き]

レーザーカッターの作業はIllustlatorのデータを印刷する時に
プリンターのドライバーで調整する、みたいな感覚でいけるので
その辺に抵抗なければ作業自体はサクサク行けそうな予感。
常駐のスタッフの方に設備利用のレクチャーを受け、
持ってきたデータで本当にカットできるか心配だったので丁寧に確認してもらい、
持ち込んだ3mmのアクリル板を作業台にセットし、いざ初カット。
といっても、スタートボタンを押したら電子レンジの暖めを待つように茶でも飲みながら待つだけ。

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400×300mmのアクリル板をいっぱいに使った、これぐらいのカットにだいたい20分弱。
手作業とは別次元のエッジの精密さにうっとり…。
今まで手を血だらけにしながらプラスチックをPカッターで削ったりしてたのは何だったのか…。
もちろんレーザーだから削りカスも出ない。
スコン、スコン、と切り抜いたパーツが抜けるのを見るのは小気味いいものがあります。

 

次は自分でやるー!と2度目のカットは自力で挑戦。

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…レーザーカッターの動作中に換気扇を回していなかったという凡ミスのためにしっかりカットできず。
(ケースの中に煙がたちこめるとレーザーを放つレンズが曇ってしまうからなんだそう)
リカバーしようとキットカットを真ん中で折るように安易に手でパキパキ剥がしていたら、割れた…。
アクリル板、1枚 約1,000円くらいなので、1回しくじると1000円札を破って捨てる感覚。
初見でいきなりアクリルからやらず、安価なMDFのカットで練習するべきだな。

 

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ちなみにcre8 BASE KANAYAMAではカット用の素材(MDF・アクリル)も購入可能でした。
手ぶらでポケットにUSBメモリーだけ入れてきて、カットして持って帰れるってこと…銭湯行くより手軽!

 

cre8 BASE KANAYAMA(クリエイトベースカナヤマ)
愛知県名古屋市中区金山一丁目14番16号 トキワビル4F

ド素人のレーザーカッター体験記(その1)[cre8 BASE KANAYAMA]

21世紀の産業革命、メイカーズムーブメントが日本にも到来して以降、
3Dプリンター、レーザーカッターなど
デジタル工作機械を備えたものづくりスペースが増えつつある。

 

趣味の機材いじりで全くやったことのない分野、
レーザーカッターでのケースづくりがどうしても必要になり、
この夏オープンしたばかりのcre8 BASE KANAYAMAで挑戦してみることに。

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場所はアスナル金山の向かいにある木材商社のビルのワンフロア。

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作業がはかどりそうなスペース。期待が高まりますな!

 

施設は1日利用(¥2,000)も選択できるけど、
機材の順番待ちもあるだろうし、1回でサクッとはできないだろうと会員登録。(月額¥6,000)
会員は機材の予約も可能になるので順番待ちにイライラすることもない。

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お目当てのレーザーカッター。450×600mmの素材までカット可能。
紙やMDFやアクリルのカットはお手の物、
レーザーの出力を調節すれば彫刻もできるという夢のような代物。

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型番で調べたら、Universal Laser SystemsというメーカーのVLS4.60というものみたい。
値段は新車一台分。一家に一台の時代が生きてるうちに来ますように…。

 

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ほかにも施設内には3Dプリンター、UVダイレクトプリンター、自動刺繍機など
旬のマシンが一通り揃っている

 

[次回に続く]

 

cre8 BASE KANAYAMA(クリエイトベースカナヤマ)
愛知県名古屋市中区金山一丁目14番16号 トキワビル4F

サバイバルDIY!!「横井庄一さんのくらしの道具 – つくる喜びと生きるちから」を見に行ってきました

更新を楽しみにしているTumblrのブログ「他人の食事」
そそられる賄い料理の記事の合間に
ちょくちょく横井庄一語録が挿入されている。
ジャングルに潜伏していた28年間の食生活の解説は驚きばかり!

http://ggiizzmmoo.tumblr.com/post/108718876125/餅のこと1イバライモとココナッツミルクの雑煮

正月だからお雑煮を作って食べるってだけでもすごいのに
横井さん、愛知県出身だからか、もち菜の代わりにヤマイモの葉とか…(´;ω;`)ブワッ

 

……と、密かな横井さんブームが訪れていたこのごろ、
タイミングよく名古屋市博物館で
企画展「横井庄一さんのくらしの道具 – つくる喜びと生きるちから」が開催されていたので行ってきました。

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入場料が割引になるということもあり、名古屋市民ならおなじみ、ドニチエコきっぷを使う。
表面のプリミティブなCG、ポスト・インターネットアートっぽくもあり、一回りして逆に今っぽいかも…?

 

 

企画展「横井庄一さんのくらしの道具」開催中です!

こちらの資料は、横井さんが復元した機織り機です。これを使って、繊維を布にしていました。

横井さんはお母様が機織り機を使っているのを見たことがあるそうですが、出生前にご自身で使ったことはなかったとのこと。それをジャングルの中で造って使いこなしてしまう…。横井さんの観察眼の鋭さがうかがえる資料です。

Posted by 名古屋市博物館 on 2015年11月6日

 

横井さん、招集前はもともと仕立て屋だったというのもあるけど
ハイビスカスの木の繊維をほぐして手製の織り機で南京袋のような生地からつくった服や、
レモンチンの木からつくったすりこぎの実物が見られたのには感動。

 

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エントランスには激ムズDIYクイズ…!

 

また、当時を知る資料として
市民から寄贈された戦中・戦後の代用品なんてのも一緒に展示されてましたが
戦後に三菱重工が戦闘機のジュラルミンから製造した「十字号」(シルバークロス号)、
戦後すぐとは思えないほどのハイクオリティに驚嘆…。こちらも必見です。

 

名古屋市博物館 企画展「横井庄一さんのくらしの道具 – つくる喜びと生きるちから」は
平成27年11月29日(日)まで。

名古屋市博物館
名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1