うなぎの蒲焼きはめったに食べられないけど、さんまの蒲焼きの缶詰ならよく食べている。
マルハ、ニッスイ、あけぼの…いろいろあるけど、
おすすめは銚子の田原缶詰の「ちょうしたのかばやき さんま」一択。
あのパッケージの昭和レトロな感じが味に寄与していると信じて疑わない。
関東のメーカーだからなのか、名古屋でちょっと手に入りづらいので
関東系のドラッグストア、クリエイトSDに寄ったときはそこでまとめ買いしている。
食べるときはやっぱりごはんが欠かせない。
どうせならひつまぶし風にのりを色紙切りに切って散らすとうまさ倍増。
浮かれる前にいったん気をつけるべきはフタの汁飛び問題。
あの角の丸い四角の缶詰って信じられない方向にタレの汁が飛ぶんだよな…。
服につくとテンションガタ落ちなので全裸で開けたりしていたこともあったが、
フタを半分まで開けてそのままにしておけば汁が飛ばないことに最近やっと気付いた。
そしてお楽しみの、タレon the ライス。
ベロが血だらけになってもかまわない、もうどうなってもいいから
まだ缶に残ったタレのとこ、べろんべろんしたいっ…!
という刹那的な発想が頭をもたげる。
それを理性で押し止め、ずっしりしたさんまの身を一枚づつはがし、
最後の一枚の身でディップするようにタレをうまくすくってかける。
もうなんなら身はどっかに置いといてタレかけごはんだけでいいぐらい。
これが「深夜食堂」なら山椒の粉もついでに足すんだろうけど、
汎用性がないし、ああいうのは一人暮らしの丼では後回し。
代わりに勢いで買ってみたものの、これもこれで麻婆豆腐にしか使い道がなく
絶賛放置中の花椒をセラミックミルで挽いてぱらぱらと。
香りは結構ちがうけどこれはこれでアリかも。