家に住所がなくたって、快適に暮らせることを証明[ASAKUSA STYLE]

あの家の中はこうなってたのか…。

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ステレオタイプなものの見方で、こういう人たちは
その日暮らしのキリギリスのような生活をしているのか、と
つい考えてしまいがちだがいろんな人がいるみたい。
表紙に「ホームレス」とは書かれているものの、
この本に出てくる2000年代初頭の東京・隅田川の河川敷に暮らす人たちは
既存の制度にとらわれず、モバイルハウスで文化的な生活を指向する人という印象。
表紙の家なんかソーラーパネルからカーバッテリーに蓄電し、電気も自給自足している!
デメリットも多いだろうけど、
住所にしばられることなく、快適に生活できる工夫、参考になります。

部屋に積まれたモノの山に奇妙な安心感。[魔窟ちゃん訪問]

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90年代初頭のサブカル・スーパースター達の部屋が記録された本。
「Tokyo Style」と違い、
部屋の持ち主が書かれているので住んでいる人のストーリーがさらに濃く滲み出てくる。
ゲーム機、超合金、セル画、AV、クワガタ、ロレックス、プラモ、スニーカー、DJ、ペットボトル……?
一見、ゴミ屋敷と変わらない部屋なのに、なんか生き生きしていてたくましい雑木林にも思えてくる。

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捨てられないんじゃなくって捨てないで住みつづけられるというのが羨ましい!
引っ越しさえしなければ、自分もガラクタ(と一概には言い切れない本人だけが価値を分かっている何か)、
溜めまくってると思う。

材料費5000円、ベニヤ板で作るドーム型秘密基地。

『スタンド・バイ・ミー』のツリーハウスみたいな、秘密基地ってあこがれるよなあ、と
ヒッピーの間でセルフビルドのバイブルと言われていた、

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『Shelter』
を読んでみたりしたものの、これは本格的すぎる…。

もっとかんたんな小屋のようなもの、プラモデル感覚で作れないかな、と思ってた時に
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子供向けの建築の本
に載っていた、ベニヤ板で作る「プライドーム」に出会った。

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ホームセンターでサブロクのベニヤ板を買ってきてカットして、四隅にドリルで穴あけ、
ボルトとナットで止めるだけなので小学生でも作れる!

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上の写真は山奥でゲリラ的に開催されるレイブに遊びにいった時に組み立ててみたときのもの。

作り方はこんな感じ。

■材料

サブロク(3×6)のベニヤ板
幅910mm×長さ1,820mm×厚さ4mm:7枚

ボルトとナット
径:M6 長さ30mm:40セット

1. ベニヤ板を3分割(600mm×900mm)してパネルを20枚つくる。
ホームセンターでカットしてもらうとラク。

2. 板の中心に、一辺500mmの正方形を描き、ドリルで正方形の4隅に直径6.5mmの穴をあける。
何枚かベニヤ板を重ねて穴をあけるとラク。

3. ドームの下の段となるパネルを3枚ずつ、5セットをボルトで組む。
10mmのボックスレンチやラチェットレンチで作業するとラク。

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4. 3枚で組んだパネルを床に平らに寝かせてから円状につないで立たせる。
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5. となりあうセットをつなぐように、パネルを5枚取り付ける。

6. 5枚のパネルの頂部を曲げながら時計回りに重ね、ボルトで締めて完成。

住む…には大変だけど、適度に日除けにもなるし、ごろごろするスペースならいいんじゃないかなあ。

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モバイルハウスへのアコガレ

ひとり住まい願望をこじらせて、
大学入学時に上京した時に初めてのひとりぐらしに選んだのは築40年の平屋。
床から直に冷気が来るため冬は部屋の中でも吐いた息が白くなるし、
ネズミが出るわ、雨漏りで天井が腐って落ちるわ、
となりの家から竹の根が侵入、畳の縁からにょきにょき生えてくるわと
厄介なことも多かったけど、
誰にも邪魔されることのないひとりきりの開放感には変えがたく、
道路拡張で取り壊し、立ち退きにあうまで11年も住んでいた。

今は郊外の団地住まい、これはこれで快適なところもあるんだけど、
集合住宅の社会性にはなんとなく違和感があり、自分一人だけの家へのアコガレは尽きない。

 

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デザイン学校の卒業制作で出てきそうなモバイルハウス、
ああいうのが安価で手に入れば機能的で住み心地も良さそうだし、
駐車場でも借りてその上に設置できれば敷地の制約も少なく、家賃も安く上がるはず。
風呂やシャワーはスーパー銭湯とかスポーツクラブでなんとかなるとして、
あとはトイレか…。コンビニで借り続けて「またあいつか…」と思われるのは気が引けるし、
モバイルハウスに付けたら汲み取りが大変そうだな…。
バキュームカーっていくらで呼べるんだろう?
…妄想は尽きない。

あれから20年、そんなに変わってないな…。「サマージャム’95」

太陽。日焼け。ビーチ。ビキニ。サーフィン。ビール。祭り。かき氷。すいか。カブトムシ。花火…。
夏には開放的なイメージがあるけど、
郊外の街のヒートアイランド現象のうだるような暑さ、
アスファルトの照り返しで今にも蒸発してしまいそうな気だるさの方にこそ夏を実感する。

そんな夏に、毎年一回は聴きたくなるのが「サマージャム’95」の1番。→[歌詞]
リアルな夏がここにはある。

いつもよりさらに無為に過ごす盆休み、起きたらもう昼すぎ。
きのうの晩、テーブルに置いたまま飲みかけの紙パックのぬるい麦茶をぐいっと飲み干し、
あては特にないが空腹なので外へ。
たまたまやってたそば屋に入るも、
マンガも週刊誌も置いてない店内、ただ食べるだけでは手持ち無沙汰なので
甲子園のテレビ中継をぼーっと見ながらざるそばを口の中に放り込む。
帰りはコンビニでアイス買って食べながらとぼとぼ、
ビーチサンダルの鼻緒の部分だけ日焼けの跡がくっきり残るような日差しの強さ、まだまだ西日はきつい…。